先日、欧州に赴任している友人とランチをした。
この友人は誰でも知っている大手企業の欧州での偉いさんなのだけど、気取ったところがぜんぜんない気さくな人。
今回も朝に関空に着いたからと言って12時直前に「ランチしよう!」と。

久しぶりに会ったので色んなことを話したのだけれども、興味深かったのがその会社が欧州で豆腐の普及・販売を手掛けているという話。
(正確には豆腐だけじゃなく、大豆食品全般だけれども)
へぇーと思いながら、じゃあ、将来、そちらの会社では日本での豆腐の製造販売をやるの?と聞いたら、そういう計画はないとのこと。
なんでも、日本には「中小企業分野調整法」という法律があって、豆腐は大企業が手掛けることは実質的にはできないんだそうだ。
たしかに、スーパーで並んでいる普通の豆腐に、大手食品メーカーのものは見ない。
私は、それは豆腐が腐りやすいから、仕入れが地場の豆腐製造業者からしかできないからだと思っていたが、よく考えれば、冷蔵運送が発達している現代でそんな理由はありえない。
その理由がこんなことだったとは。

この法律を調べてみたら、6分野の商品が対象になっている。
・豆腐
・ラムネ
・シャンパン風密栓炭酸飲料(シャンメリー)
・びん詰コーヒー飲料
・ポリエチレン詰清涼飲料(チューペット)
・焼酎割り用飲料(ハイサワー)
まあ、こういう特定分野だけに大企業参入を阻むような法律を設けることに賛否はあるのだろうけど。

世の中の仕組みで知らないことって色々あるなぁと勉強になった。

ちなみにランチに行った店は「八かく庵」という豆腐料理屋でした。