昨日は、久しぶりの温泉トリップで城崎温泉に。
青春18切符を使っての格安日帰り旅行。

私は自他ともに認める温泉好きだが、大阪から近いわりに城崎温泉は初めて。
近いからこそ「いつでも行ける」と後回しにしていたことや(同じ理由で白浜温泉もまだ)、どこかで読んだ温泉評で「城崎温泉は消毒の塩素臭がして、気分が台無しになる。」というのを読んで敬遠していたから。
※塩素臭というのは、プールのあの「ツン」とした臭いを想像してくれたらわかるかと思う。
逆に言えば、18切符で安く行けるんなら行こうかなと思えたとも言える。

昼前に城崎温泉駅に到着。
城崎温泉のイメージは「雪の温泉街を浴衣でそぞろ歩き」だと思うが、さすがにもう雪はない。
天気が良かったこともあって観光客、とくに、卒業旅行シーズンなのか学生グループでごった返していた。
夕方になると、浴衣姿の泊り客が多く、うまくいっている温泉地と感じた。

本記事のタイトルどおり、城崎温泉は志賀直哉の「城の崎にて」の舞台。
伝統と格式のありそうな宿が軒を連ねている。
ある宿のたたずまいが格好良く、「おぉ、今にも、この旅館で執筆している文豪が出てきそうな雰囲気だ」と思っていたが、後で調べると、まさにその宿こそ、志賀直哉が当宿した三木屋だった。
写真撮っておけばよかった・・・

城崎温泉 温泉寺 多宝塔私は昔からある有名温泉地(いわゆる古湯)に行くと、その温泉に敬意を表して源泉と、温泉寺または温泉神社を見に行く。
もちろん、城崎温泉は日本有数の古湯なのでどっちもある。
80℃ある源泉の横には湯釜があって、ゆで卵を作ることができる。
また、ここの温泉寺は天平10年(738年)開創というから約1300年という歴史を誇る。
多宝塔(真言宗様式)や、薬師堂の彫刻細工は精緻で、見事としかいいようがない。
重要文化財でもあり、一見の価値アリ。
温泉寺のお約束として薬師如来が祀られている薬師堂があるので、健康と今後もいい温泉にめぐりあえるように祈願。

城崎温泉 温泉寺 薬師堂 

image15032801さて、肝心の温泉入浴。
城崎温泉の外湯はどこも入湯料600円だが、1日入湯券を買えば1200円で入り放題。
さー、全湯入湯だ!と意気込んだが、城崎温泉は上述のとおり泉温が高いので、入りすぎると湯あたりする。
一番古く開湯したという「鴻の湯」、城崎温泉のビジュアルにいつも出てくる洞窟風呂で有名な「一の湯」、駅に一番近く帰りの時間調整に便利な「さとの湯」の3湯でギブアップ・・・
心配していた塩素臭だが、「ある」と言うしかない。
塩素系消毒剤が投入されていることは、各湯に掲示されている温泉分析書にも書かれているので、秘密でもなんでもない。
ただ、ガッカリというほどではないかな・・・と。
前に行った玉造温泉の公共の湯があまりにもキツい臭いだったので、それに比べればよっぽどマシというものだろう。
温泉資源と観光振興と  循環湯、循環湯と衛生と塩素系薬剤の関係って難しいなぁといつも思う。

さあ、残り4湯、いつ行こう?