先日、石川県・小松市でセミナー講師として呼んでいただいたのを機に、前から行きたかった、小松空港に隣接する航空プラザを訪問した。
ここは、日本海側唯一の航空分野専門の博物館だ。
日本海側唯一とはいうが、そのそも日本にはこの分野の博物館そのものが少ないから貴重だ。

T-2Bのブルーインパルス仕様。 先代のブルーインパルス使用機。1階(屋外を含む)では、民間機、軍用機とりまぜて、様々な航空機の実機が展示されている。
様々なとは言っても、そこは自衛隊との共用空港である小松空港のこと、自衛隊で使われた航空機の割合が多くなっている。
(好きな方は大喜びだろうけど。)
目を引くのが、曲技飛行隊ブルーインパルスで使われたT-2Bの鮮やかな機体カラー。
私は、だいぶ前にブルーインパルスの曲技飛行を見たことがあるが、1995年にはこの機体の後継機であるT-4に替わっているので、それとは違うのだろう。

2階は航空機の歴史や飛行原理について説明するフロア。
二宮忠八考案の玉虫型飛行器の模型。航空機の発展の歴史が機体のダイカストモデルなどで説明されている。
二宮忠八考案の玉虫型飛行器の模型もある。
二宮忠八は、英国王立航空協会より「ライト兄弟よりも先に飛行機の原理を発見した人物」とされている人物だ。
航空機の歴史が戦争の歴史と軌を一にしているのは悲しい現実であるが、それでも、今の世の中に平和な目的で使われるようになったことは喜ばしいことなのだろう。

なお、ここには実際に全日空が使用していたYS-11のシミュレーターが置かれている。
YS-11は言わずと知れた、日本の傑作プロペラ旅客機だが、有料でシミュレーター操縦体験できる。
傑作機、ビーチクラフト社のビーチE33。パイロットに憧れる人にはたまらないだろう。

しかし、いつもながら「航空機」といえば軍用機以外では、旅客運送ばかりがテーマ。
貨物運送にも、もっとスポットを当ててくれてもいいと思うのだが・・・

小松空港は自衛隊のF-15戦闘機がバンバン飛んでいる、民間専用の空港しか知らない人にはなかなか珍しい光景を見ることができる空港だ。
JR駅からそう遠く、駅からのバスの便も多いので、北陸旅行に行くのならば、立ち寄ると旅行中のイベントとしては面白いと思う。

実際の訓練に使われていたフライト・シミュレーター。 有料で体験できる。

F-104J戦闘機、T-33A練習機(シューティングスター)などが並ぶ1階展示場。