昨日は、伊丹市立美術館で開催されている「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展」に。
ゴーリーはひじょうに特徴的な絵本を描くことで、一部に人気が高い作家だ。
最近は、図書館でもゴーリー作品はどれも貸出中になっている様子。

ほとんどがひじょうに細かく描き込まれたモノトーンの線描であるのは展覧会のポスターを見てわかるとおり。
しかし、ゴーリーが有名なのはむしろ、その不思議というよりも異様といってもいい作風で、読後感にモヤモヤ・ザワザワとした気持ちが残ることが多い。
ほとんどの作品はどう考えても子供向けではないダークさで、むしろ子供が読むとトラウマになりそうな内容だ。
しかし、英語の原文は韻をふんだものが多く(邦訳でもそこはうまくリズミカルな文章になっている)、読後の不安感とのミスマッチが魅力ともいえる。

有名な作品としては、アルファベット順に子供が酷い目にあっていく「ギャッシュリークラムのちびっ子たち」、なんだかよくわからない生き物に好き放題される家を描いた「うろんな客」がある。
ちなみに、今回の展覧会では、この「うろんな客」の「うろん」(これが生き物の名前でいいのか?)の立体模型は展示されていたのだが、意外と愛らしかった。

絵本の原画なので、小さい作品が多く見にくいこと、また博物館と違って美術館の展示は解説があまりないので、ゴーリーの作品について予備知識に乏しい人には難しいかなと思う。
しかし、一部の作品を朗読したものがYoutubeにアップされているので、興味のある方は見て、この不思議な世界観を感じとってほしい。

開催案内ポスター

開催案内チラシ