三連休の中日の日曜日、埼玉県の奥秩父は吉田の椋神社の例大祭に行ってきました。
毎年10月の第二日曜日に開催されるこのお祭りは神社の名前よりも、「龍勢祭り」という名前の方が知られています。私が東京に住んでいた10年以上前に、このあたりの温泉巡りをしたときにこの祭りの存在をしり、ずっと行きたいと思っていたのが、やっと叶いました。

「龍勢」とは江戸時代からある「手作りロケット」のことで、龍勢祭りはこれを椋神社への奉納として1日に30本近くを打ち上げる景気のいい奇祭です。
いうなれば、黒色火薬による打ち上げ花火ですが、全長が18mほどもあり、うまく打ち上れば、先端に乗せられた「背負いもの」と呼ばれる落下傘や唐傘が上空でぱっと花開きます。
流派が27派もあるとのこと。

これが龍勢。担がれて打ち上げ櫓に運ばれる。

これが龍勢。担がれて打ち上げ櫓に運ばれる。

数年前、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」というアニメ、ドラマ作品でモチーフとなったことで有名になったこともあり、見学客が増えているとのこと。

龍勢は15分間隔で打ち上げられますが、打ち上げ前には、独特の節回しで奉納口上が読み上げられます。
これが実にいい雰囲気で、聞いていて気持ち良いものでした。
そして、太鼓の合図が入って打ち上げです。
きれいに打ち上ればいいのですが、上に「うまく打ち上れば」と書いたように、必ずしも打ち上らず、火を吹くだけで上らない(いずくまり)や、筒がはぜる(つつっぱね)といった場合もけっこうあります。
まさに「上がるか!爆ぜるか!」という勝負だとのこと。
それをハラハラとしながら見届けるのも、この祭りの醍醐味だったりします。

多くの見学客に、各流派の幟。

多くの見学客に、各流派の幟。

1日中続く祭りなので、有料の桟敷席では、酒盛りをする人、バーベキューをする人など思い思いに過ごす人もいて、その空気も楽しめました。

毎年10月の第二日曜日開催なので、この記事で興味を持った方は、来年のスケジュールを今からチェックしておくのはいかがでしょうか。