この前の三連休は南信州へ小旅行。
初日は馬籠宿、昼神温泉、飯田市に。

馬籠宿は確かにかつての宿場町として道の両側に「それっぽい」建物が並び、外国人観光客も多かった。
しかし、建物という建物が観光客目当ての飲食店や土産物屋になっており、宿場町っぽくなくてがっかり。
ただ、町の両端にあった道祖神が信越地方に多い一組の人像(多くは男女)を並列させた「双体道祖神」という形式で、そこは信州らしい雰囲気を感じることができた。

馬籠宿を歩いてかいた汗を流しに入ったのが、昼神温泉は山の中にある、あまり大きくない温泉地。
その中の立寄湯「ゆったりーな昼神」。
アルカリ性単純硫黄泉とあるが、硫黄臭はまったくなく透明なお湯。
ph9.7はかなり強いアルカリのためか、湯につかると肌がツルツルしてくるのがわかる。
実に気持ちのいい温泉であった。

そして1日目のメインイベントとなったのは、飯田市にある川本喜八郎人形美術館
同氏の名前を知らなくても、氏が作った人形を見れば私の世代なら「ああ、あれ!」とわかる人も多いのではなかろうか?
そう、30年ほど前にNHKで放映されていた人形劇「三国志」の人形を作っていたのが川本喜八郎だ。
この美術館では、当時の三国志の人形のみならず、平家物語、氏が亡くなってしまったので放映されることなくお蔵入りになってしまった「項羽と劉邦」の人形などが展示されている。
当時、三国志を見ていた私としては大興奮。
これらの人形のすごいところは、三本の棒で手足を動かしたり、顔の表情を少し動かす複数の仕掛け(まばたきや、首の上下など)しかないのに、映像を見るとまるで本当の人間であるかのように感情が見えてくることだ。
(ビデオがあれば見てみたらいい)
この博物館では見学者が触って操作をすることができる人形もあるのだが、この操作がなかなか難しい。
よくこれだけ豊かな表現ができたものだ、と感心しきり。
ちなみに、三国志が好きな人なら、三国志コーナーの各人形は、説明板を見なくても誰なのか、けっこうわかるだろう。
たとえば、髭の形で関羽だとか、矛の形で張飛だとかいった感じで、そういうを当て合いするのも楽しいと思う。
あまり有名な美術館ではないのか、連休中にもかかわらず見学者はあまりおらず、じっくり見ることができる。
まさにおススメ!な場所なので、飯田市に行くことがあればぜひ!