今日は珍しく授業がなかったので、兵庫県立美術館で開催されている「大エルミタージュ美術館展」に。
平日、かつ、あさイチから行ったので、観客はそれほど多くなく、じっくりと見ることができた。

エカテリーナ二世の肖像エルミタージュ美術館は言うまでもなく、ロシア・サンクトペテルブルグにある世界三大美術館に列せられる巨大美術館。
18世紀のロシア皇帝、エカテリーナ二世の私的コレクションがその礎となったものなのは有名だが、そのため、今回の展覧会でもエカテリーナ期に収集されたものは、解説板にとくにマークがあるほどだ。

今回は同美術館に収蔵されている絵画1万7千点(全分野の総収蔵数は300万点を超える)のうち、85点のみの出品。
しかし、展示館のサブタイトルが「オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」とある通り、14世紀から18世紀までの有名画家の描いた絵が並んでいる。

会場に入ってまずあるのは、エカテリーナ二世の肖像画(ウィギリウス・エリクセン「戴冠式のローブを着たエカテリーナ二世の肖像」)。
ロマノフ王朝の紋章である双頭の鷲をあしらった衣装をまとった堂々としたこの肖像画のみ写真撮影可。

羽飾りの帽子の女性その後の会場は、画家の出身地ごとにイタリア、フランドル、オランダ、スペイン、フランス、ドイツ・イギリスとコーナー分けされている。
上記の女帝の肖像と並んで、本展示会のパンフレットの顔になっているのは、ティツィアーノ(イタリア)の「羽飾りのある帽子をかぶった若い女性の肖像」だ。
他にも、ヨルダーンス、ピーテル・ブリューゲル(2世)、ルーベンス、レンブラント、ヴァン・ダイク、ムリーリョ、プッサン、クラーナハといった巨匠の作品が並ぶ。
ちなみに、ヴァン・ダイクは宮廷画家として活躍し、埋葬までされたイギリスではなく、フランドルに区分されている。

事前に出品リストを見て「これはじっくり見たい」と思っていた「クレオパトラの饗宴」(ヨルダーンス)、「運命を悟るハマン」(レンブラント)、「幼子イエスと洗礼者聖ヨハネ」(ムリーリョ)、「林檎の木の下の聖母子」(クラーナハ)なども、空いていたので十分に堪能できた。

ルーベンスの「マリー・ド・メディシスの戴冠」もある。
「あれ?「マリー・ド・メディシスの生涯」シリーズって、ルーブル美術館に全部あるんじゃなかったっけ?」と思っていたら、これは本番前の準備スケッチだとのこと。
そこまで収集しているエルミタージュ美術館、おそるべし。

会期はあと半月あまり。
見に行って損はしない美術展なので、ぜひおすすめしたい。

案内1

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