GWの5月6日は、静岡県の浜石岳(標高707m)に登山。
低山ではあるが、富士山と由比ヶ浜から駿河湾がきれいに見える気持ちのいい山だという話を聞いて、登頂することにした。

前日は静岡駅近くに宿泊。
8:10にほぼ標高0mの興津駅を出発、まずは、薩埵峠を目指す。
ここは駿河湾を挟んで富士山がきれいに見える場所で、歌川広重(安藤広重)が東海道五拾三次の中で「由井 薩埵嶺」に描いたことでも知られている。
今は峠の下には東名高速が走っているが、壮麗な富士山の様子は変わらない。

しばし風景を堪能した後は、本格的に山道に入る。
とはいえ、道は広く道標も多くあり、全般的には歩きやすい。
序盤のみかん畑を縫うような道の登りが少し急だっただけで、あとは尾根を端からじわじわと登るような感じだったので体力的にも楽な行程といえるだろう。
季節柄、ウグイスなどの山鳥の美声が聞こえる中、スイスイと歩いて行ける。
時折、木々の切れたところから、富士山や駿河湾や垣間見えることもあるが、そこは山頂まで我慢。
距離的にはまあまああったので、山頂に到着したのは11:40。

山頂は開けた草原になっており、東に目を向ければ裾野を大きく広げた富士山がドーンを見えてまさに絶景!
これまで、近隣の山をいくつか登ったものの、いつも天気が悪くて「山頂からの富士山」にご縁がなかったのだが、今回は最高といってもいい状態。
富士山山頂から少しずれて、傘状というか円盤状の雲が二重にかかっていたのだが、なるほど、これがレンズ雲か。

別の方角も絶景で、西側には三保松原、北側にはまだ雪をかぶった南アルプスの山々(甲斐駒ヶ岳とか北岳とか)、南側には駿河湾と伊豆半島がうっすらと見えるという360度の眺望。
こういう風景の中だと、コンビニで買ったおにぎりセットにすぎない弁当でも食べるのが気持ちがいい。
どうせならこういう風景の中でコーヒーを味わいたかったのだが(いつもインスタントだが)、今回は他の用事で荷物が多く、コンロ+コーヒーを持ってこなかったのが悔やまれた。

12:20に下山を始めたが、道の選択を間違えてこちらはイマイチ。
実はこの浜石岳、山頂すぐ下まで車で登ることができる。
由比駅の方に抜けたかったので、登りとは別のルートをとったのだが、そちらは結局下までずっとアスファルト・・・
まあ、下に降りたのは14:00着とかなり早く下山できたのが多少のメリットといえるけれども、やっぱり登山は土の道を歩きたいものだと。
途中で、やはりみかん畑の間を抜けていったが、甘夏(スルガエレガントという品種らしい)を売る無人スタンドがあったので、一袋(4個入り)200円で購入。
すぐ横に「試食」と書いて置いてあったものが、カットもされず丸ごと一個というのが豪快だった。
降りたところは、由比駅のちょっと東、由比漁港のあたり。
ここは桜えび漁、シラス漁で有名な漁港だが、山を登りながら、降りたら漁港というのはなかなか珍しい。

今回は天気も良く、きれいな鳥の鳴き声、色んな山野草の花の道で、気持ちのいい登山だった。
かなり日焼けしてしまったけどね。

薩埵峠から駿河湾を挟んで富士山を望む。

薩埵峠から駿河湾を挟んで富士山を望む。下は「親知らず、子知らず」と呼ばれた由比ヶ浜。

 

歌川広重の東海道五拾三次「由井 薩埵嶺」だとこんな感じ。

歌川広重の東海道五拾三次「由井 薩埵嶺」だとこんな感じ。

 

浜石岳山頂より富士山を望む

浜石岳山頂より富士山を望む

 

下山途中で見た、富士山の横にかかるレンズ雲

下山途中で見た、富士山の横にかかるレンズ雲