先日は金沢に出張があったので、少し足を延ばして立山登山に。
予報ではあまり天気がよくなさそうだったが、いざ当日になると見事な晴天に。
富山から、まずは立山アルペンルートをケーブルカーと高原バスを乗り継いで室堂まで出る。
高原バスからは日本一の落差を誇る称名滝、まだ最高点12mもある室堂名物の雪の壁「雪の大谷」見ることができ、また、剱岳も遠望することができた。

登山開始地点の室堂平より雄山山頂を望む。右端のくびれ部分が一の越。

登山開始地点の室堂平より雄山山頂を望む。右端のくびれ部分が一の越。

実は立山という独立した山はなく、雄山、大汝山、富士ノ折立の3つのピークの総称で、今回は主峰である雄山を目指す。
登山スタート地点である室堂平(標高2,450m)を9時少し前に出発。
中間地点の「一の越山荘」、目標とする雄山山頂にある「雄山神社」が見える。

6月なので室堂平は草原になっているかと思ったが、まだまだ一面雪に覆われており、雪に足を取られて少し歩きにくかった。
その横を、スキーを履いている人達の方がすっすと歩いていく。
各所でカール上になっているところを滑降するために、リフトがない坂をえっちらおっちら登っているようだった。
そんな雪原も一の越(標高2,700m地点)まで。

一の越から山頂方面を望む。左側のガレ場の稜線を歩くことになる。

一の越から山頂方面を望む。左側のガレ場の稜線を歩くことになる。

ここから山頂までは、雪がない一方、ガレ場をほぼ直登することになる。
浮石が多く慎重に登っていくのだが、道はあって無きが如し。
ほんの数か所、岩に矢印を付けたルート指示はあるものの、その他は要は、先に進めるならばそこは道だし、進めないならば道じゃないという感じ。

他の登山者が通っているルートを参考に進み、11時に山頂に到着。
雄山山頂は標高3,003m。
私のとって、これが初の3,000m超えの登山。
そもそも西日本最高峰は石鎚山の1,982mで、昨年登った木曽駒ケ岳は2,956mでわずかに足りない。
今回、やっと3,000m超えを達成したわけで、感慨一入。

雄山山頂の表示と雄山神社。

雄山山頂の表示と雄山神社。

(登山開始地点からの標高差は550mしかないけれども。)
一番高い地点に小さな神社があるのだが、そこからの風景は言葉にできないぐらいの絶景。
空気が澄んでいるのもあり、かなり遠くの山々まで見ることができた。
しばし風景を楽しみながら、お弁当。
「行動食」という名目のおやつのキットカットは、気圧が低いせいで包装袋がパンパンに膨らんでいた。

今回の行程はピストンなので、再びガレ場を下って下山。
風が出てきたり、雲が上がってきたのもあって、登りよりも慎重にルートをとる。
再び室堂平の雪原を越えてスタート地点に戻ったのは14時少し前。
下山後のお楽しみは温泉!ということで、日本最高所の温泉宿である「みくりが池温泉」の立ち寄り湯へ。
少し下の地獄谷から引湯したこの温泉は、立山は実は火山であることもあり硫黄泉。
どうりで、雪原の中に一部黄色がかった斜面があったわけだ。
硫黄臭を楽しみ、翌日以降の筋肉痛を避けるため、じっくりと足を揉んでのんびり。
お風呂を上がる頃にはかなり雲が出てきて山頂も見えなくなっていた。
今回、実にいいタイミングで登ったようだ。

ただ失敗したのは、ここまで雪が残っているとは思っていなかったこと。
日焼け(雪焼け)対策を全くしていなかったので、翌日になったら顔が真っ赤。
事前情報の収集は大切だね・・・

山頂から北西側。稜線の向こうに立山三山の最高峰大汝山(標高3,015m)がある。

山頂から北西側。稜線の向こうに立山三山の最高峰大汝山(標高3,015m)がある。

山頂から南方。

山頂からの南方の風景。

みくりが池温泉。立ち寄り湯がある。