この前の日曜日(8月5日)は神戸の摩耶山(標高702m)に。
この夏は稀にみる猛暑だけれども、気温は100m上がることに0.6℃下がるらしいので、山上では下界よりも4度は低かろうし、さらに浜風でもっと涼しかろうと思いながら。

神戸市街から手軽に登れるということもあり、摩耶山の登山ルートは沢山ある(それこそ、ケーブルカーとロープウェイで山頂まで行ける)が、今回は「涼を求めて」というテーマなので、新幹線・新神戸駅裏の布引の滝からトゥエンティ―・クロス、徳川道を経て山頂に至るルートをセレクト。

布引の滝(雄滝)

布引の滝(雄滝)

スタートは10時で新神戸駅から(三ノ宮から歩いて上がってきているが)。
まずは構内の弁当屋(駅弁屋)で「六甲山縦走弁当」なるものを購入。
布引の滝は下流から雌滝、鼓滝、夫婦滝、雄滝の4つの総称で、雌滝は新神戸駅のすぐ裏。
雄滝は落差43mもある日本三大名瀑の1つであり、こんなところに立派な滝があることにいつも感心する。
ちなみに、布引渓谷沿いの道を上がり布引貯水池の近くに「五本松かくれ滝」というのがあるのだが、これは貯水池の放水路として作られた人工の滝で、布引の滝には含まれない。

貯水池を超え、いよいよ本格的な山道に入る。
途中で摩耶山山頂までの別ルートの分岐点があるが、道標はちゃんとあるし、道幅も広いので迷うことはない。
まずはトゥエンティ・クロスを目指す。
ちなみに「トゥエンティ・クロス」というのは、生田川(布引の滝も生田川)の上流にある20回渡渉するポイント。
今は20回も渡ることはないが、まさにアウトドアな感じがするので人気がある。
しかし!途中の分岐点でトウェンティ・クロス方面は登山道崩落のため通行止めという非情な表示。
どうやら先月の豪雨か台風12号で崩れたらしい。
まあ、行けるだろうと思って進んだのだが、崖崩れで土砂・倒木が登山道を覆っており、完全に通行できなくなっていた。

しょうがないので、最後にあった分岐ポイントまで戻り、地図と照合、黒岩尾根ルートに変更。
ところがこの黒岩尾根ルート、数ある摩耶山の登山ルートの中でも「キツイ」ことで有名なルートらしい。
たしかに、ひたすら登りが続き、それで高度を稼いだかと思うと、今度は下りになり、また登り返しをしなければいけない。
尾根なのでそれなりに風が通り、空は開けているものの、木が茂っているので景色はイマイチ。
おまけに、山頂までは遠回りをするので、いちど見えた山頂が今度は遠ざかっていくという精神力が削られる。
まあ、ダイエットを兼ねての登山なので、そこは我慢!

六甲山縦走弁当。

六甲山縦走弁当。タコや牛肉、いかなごのくぎ煮など、近隣の名物が詰められている。

あまり面白みのない道をけっこう歩いて、山頂に到着したのが13時。
三角点標識の石を踏んだところで登頂完了!
摩耶山頂は「掬星台」と呼ばれる大きく神戸方面に開けた展望台がある広場になっている。
ここからの神戸の夜景が、いわゆる「百万弗の夜景」だ。
もちろん今は真昼だが、六甲アイランドからポートアイランドまで神戸の街が一望の素晴らしい景色が臨める。
ちなみに、本当の山頂(三角点)はそこから少し西にこじんまりとあるところなので、登る人は要注意。
やっとお昼ご飯ということで、掬星台の休憩所で縦走弁当を広げる。

休憩所は大きな四阿みたいな形状なので、風が通って気持ちいい。
そのあたりに住み着いているのであろう猫が2匹寄ってきて、お昼を食べている私に媚びるような目を向けて来る。
お弁当の残りをわけたらかぶりついてきたが、けっして触らせてはくれないという小悪魔ぶりを発揮していた(笑)

さて、と落ち着いた14時過ぎに上野道ルートで下山開始。
このルートは石段が続き、ほぼまっすぐに降りることになるので、阪急・王子公園には15時半と登りの半分以下の時間で到着。
休憩時間を含めてトータル6時間弱の行程であった。

しかし返す返す残念だったのが、トウェンティ・クロスを渡れなかったこと。
早く復旧してくれることを祈るばかりだが、山に登る人ってあまり地元にお金を落とさないので、自治体も復旧を後回しにする(下手したら放置する)ことが多いんだよねぇ・・・

摩耶山頂。

摩耶山頂。三角点は698.6mを示すが、ほんとうの山頂の標高は702m。

 

掬星台から六甲アイランド方面

掬星台から六甲アイランド方面。真ん中の赤っぽいエリアは神戸製鋼。

 

掬星台よりポートアイランド方面。

掬星台よりポートアイランド方面。