備中神楽(ダイジェスト)を見た

今日は会社で軽く仕事。昼食に出かけるついでに、大阪城天守閣前広場で開催されている伝統芸能を見物。
これは、新天皇御即位記念「日本~悠久の歴史」というイベントの一環。
1日~3日の3日間、各地の伝統芸能(ダイジェスト版)を披露するものだけれども、私が見に行ったのは岡山北西部、高梁市で秋を中心に巡業されている備中神楽。

私の両親はここの出身で、私も子供の頃に見に行ったことがある。
現地の正式なものは、数時間、13年に1度開催される大神楽になると一晩中行われるものだが、今回は超ダイジェスト版でわずか30分。
そんな短い中での演目は、猿田彦命の舞と須佐之男命の大蛇(八岐大蛇)退治。いずれも、このイベントが即位記念であるから選ばれたものだろう。
前者は、猿田彦命は天孫降臨を先導した神であるので、すなわち日本の原初を祝うもの。
後者は、須佐之男命が八岐大蛇を退治し、その尾から三種の神器の1つ草薙剣を手に入れるという故事を扱ったもの。
猿田彦舞の勇壮さ、八岐大蛇のコミカルな動き、須佐之男命の所作、見ていて結構面白かった。
たまには、こういう地方の伝統芸能を見るのも面白いものだ。

会場の大阪城公園、連休で天気がいいこともあって外国人も含めて観光客が多いこと、多いこと。
神楽を見物する外国人も結構いたけれど、彼らはどれぐらい意味がわかったんだろうか?
なにか外国人向けのサービスもあってもよかったんじゃないかな?

猿田彦命の舞
八岐大蛇。
前にある桶(樽)は、これから大蛇が飲んで酔っ払うお酒が入ってるということになっている。
須佐之男命がいよいよ八岐大蛇を退治しようとしている。