各講 補足説明・テスト対策

第7講

<テキスト>

第7講では、航空時刻表から乗継便での運送スケジュールを組み立てる手順について学習しました。

直行便に比べて時刻表が見づらいのですが、組立て方としては同じです。
ただ、乗継後の便の出発時刻の関係で、最初の出発空港での出発順が乗継地によって逆転し、到着が遅くなることもありえます。
特に、2回乗継ぎ(時刻表では3列になります)となると、乗継地で費やされる時間も長くなりますので、運送スケジュールも組みにくくなってきます。

なお、最近は、コード・シェアリングや共同運航が増えているために、同じ便に便名が複数ついている場合もあります。
これらは時刻表で、上下に並べて記載されており、便名の横にコードシェア便や共同運航便である旨の表示がされています。
別の便であると勘違いしないように気をつけましょう。

□第7講はインターネット講座は演習講となっていますので、別冊資料集では違う内容を掲載しています。
IATAからのTEXTBOOKでは下の部分に掲載されているものです。
「Module2 THE AIR CARGO AGENCY」
「Module6 HANDLING FACILITIES」
・運送手段(チャーター便、複合一貫運送 など)
・空港の設備、施設(貨物関連業務、航空機を取扱うための設備 など)
・貨物ターミナルの設備

このパートは、ディプロマ試験で出題される可能性がもちろんあるだけでなく、今後の内容をより深く理解するために有用な内容です。
必ず目を通して理解して下さい。


<確認テスト>

乗継便を含めた、総合的な運航スケジュールの組み立て実演でした。

乗継便に関する問題で気をつけなくてはいけないものは、乗継ぎ(積替え)に要する時間です。
出発日時、到着日時ばかり気にしていると、最後に乗継時間が足りずに、1から探しなおしということにもなりません。
とくに、2回乗継ぎの場合には、どちらでも要件を満たしていることに注意しましょう。

ところで、乗継ぎとなると同じ空港で別の便に乗継ぐと思われるかも知れませんが、そうでない場合もあります。
世界の大都市には複数の空港(国際空港)があるところでは、その空港間で貨物を移動させて、乗り継ぐ場合があります。
ディプロマ試験でこういった例が出る可能性は低いですが、一応注意し、乗継地到着空港と出発空港を安易に同じCodeとは限らないことを頭の隅にでもおいて下さい。
 

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