出石に年越し蕎麦を買いに

おりゅう灯篭

おりゅう灯篭

昨日は、出石そばで有名な兵庫の出石へ。
18切符で行ったので家から片道4時間の行程。
でも、ずっと座れたので本を読む時間ができて丁度いい。

最寄駅の江原から出石までのバスがガラガラだったので、寂れてるのかな?と思ったら、さにあらず。
蕎麦屋さんが立ち並ぶ中心街は人でいっぱい、長い列ができている店も多くあった。
どうやら、ここは車で来るのがセオリーらしい。
たしかに、その方が城崎温泉とはしごできて便利なんだろう。

出石藩は5万8千石の小藩なので、城はそう大きくないが、かつては交通の要衝として栄えたらしく、町を流れる谷山川の船着場にある「おりゅう灯篭」にその名残がある。

来るまで知らなかったのだが、出石藩の藩主は仙石家。
仙石家といえば、ちょうど私が読んでいる途中の漫画「センゴク」の主人公仙石権兵衛秀久が藩祖。
出石が蕎麦で有名になったのも、信州小諸藩から転封された仙石家が蕎麦打ちの技術を持ち込んだからだそうだ。
へぇーと感心してしまった。

出石城跡

出石城跡

ちなみに出石そばは、5皿に分けて持ったものをつけ汁で食べるスタイル。
店によって蕎麦の色も出汁の味も違う。
なので、いろんな店のものを味わいたいという人には、ちょっと少なく3皿づつを3店舗で食べることができる「出石皿そば巡り」というものがお得。
出石ちりめんの小さな巾着袋に仙石家の家紋の入ったコインで支払うという仕掛けも面白い。
私も方向性の違う3つの店て食べたが、確かに各店特徴があって、また別の店にも行ってみたいという気になったので、これは成功企画だろう。

さて、今日は大晦日。
ここで買った蕎麦を年越し蕎麦としよう。

みなさん、今年一年、お世話になりました!

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