2018年 今シーズン三回目の冬登山は綿向山

昨日は、今シーズン3回目の冬登山で滋賀県日野町にある綿向山へ。
標高は1,110mの低山だが、冬季は鈴鹿山系なので霧氷が期待できる山。

前日がそこそこ暖かかったので、登山口の駐車場(一部に雪が残っている程度)で交通整理をしていた人にアイゼンは何合目あたりから必要か聞いた。
「山頂部はともかく下は日陰は凍結しているからそこはアイゼンが必要」とのこと。
あー、その程度だったら霧氷は期待できないかもなぁ、と残念に思いながら登り始めたが、駐車場脇からすぐ上の舗装道路が氷結していてアイスバーン状態。
結局、登山道に入る前からアイゼン装着、ずっとアイゼンを付けたままの登頂となった。
登頂開始は午前9時過ぎ、標高は約350m(スマホの高度計)。

7合目からの急斜面この山は7世紀頃から山岳信仰の対象(山頂には大嵩神社という神社がある)だったので、登山道はよく整備されている。
登山ではたいがいゲンナリする長い階段もなく登りやすい。
5合目付近から軽く雪が降り始め、雪山登山気分が出て来る。
しかし、7合目の行者堂あたりから風も雪も強くなってきた。
そこからは植林地帯が終わって左右が開けるため、風が通るようになったからだと思われる。
降りて来る人からも「山頂は吹雪やでぇ。長居できんからすぐに降りてきた」とのアドバイス。
おまけに、そこまでは緩い傾斜をサクサク登っていたのだが、そこから山道が急角度に急変。
雪山で無理をするのは命取りなので、風雪や体力の状況を見ながら、無理と判断したら戻るか、と。
(体力には全然余裕はあったけれども)

山頂にて前に上った人の靴跡、アイゼンのグリップ力とストック(ポール)を頼りに上ること20分程度で山頂に到達。
積雪は50cm程か?
アドバイスの通りの猛吹雪、また、雪雲の中なので、天気がよければ西に琵琶湖から比叡・比良山系、東は伊勢湾から日本アルプスまで見えるという風景は全く開けておらず残念!
ただ、目的の霧氷はそれなりにあったので、とりあえずの目的は果たした。
その一方で、山頂でコンロで湯沸かし、カップラーメンにコーヒーという、登山での楽みは断念。
5合目まで戻り、そこの山小屋でということに。
霧氷ができている下山中も雪は降り続いており、前の人の靴跡をどんどん消していくので、登山道を外れないよう注意し、また、滑らないように雪を踏みしめながら歩みを進める必要が。
これは、明日(下手したら、明後日)はふくらはぎが筋肉痛かなぁと思いながら下山。
出発地点の駐車場に戻ったのは13時半、約4.5時間の行程であった。

この山、隣の竜王山(こっちの方が有名?)からの縦走路もあり、そっちも面白そうだったのだが、さすがにこの吹雪では難しかっただろう。
というか、天気がよく、景色が綺麗に見えるタイミングで登りたい・・・

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