倉敷美観地区をぶらぶらと

高梁プチ観光の翌日は、岡山随一の観光スポットである倉敷美観地区に。
実は私は倉敷生まれ。
約45年前に親に連れられて美観地区には行ったことがあるらしいが、幼少期すぎてちっとも覚えていない。
長じても、親が「よくTVで見る川沿いのあの風景はけっこう短くて、いわゆるがっかり名所」と言うので岡山に行っても寄ることがなかった。
 
しかし今回は時間ができたのと、「そういえば大原美術館に行ったことがなかったな」と思い立って行ってみることにした。
美観地区については情報がいくらでもあるので今更語るまでもないが、親が行った約45年前とはうって変わって、倉敷川沿いはもちろん周辺の整備も行い、観光地としての魅力のあるところだった。
一番の目的である大原美術館の展示物もエル・グレコ「受胎告知」を含めて素晴らしかったし。
プチ美術館・博物館も色々オープンしていて、回れなかったところもあるので、また来たいと思う。
 
今回の倉敷観光で「新しいな」と思ったのが、スマホのGPSを利用したデジタルスタンプラリーの新しい形。
チェックポイントに来ると連続したストーリーのオーディオドラマが始まり、全ポイントを巡ると完結するというもの。
今回のものはYOASOBIとコラボした「SOUND WALK」という企画で、8ヵ所巡ることになっていた。
https://yoasobi-locatone.jp/ (期間限定)
全部回ったが、見るべきスポットにうまく誘導していると思えた。
また、それなりに時間がかかるので、飲食で地元にお金を落とすことになるのもいい。
 
惜しむらくは、倉敷だけの企画ではなく全国で行われており、どこもストーリーが同じ(らしい)ということ。
舞台が倉敷のここ独自のストーリーだとより良かったものを。
もっと言えば、オーディオドラマだけでなく、ドラマに合わせてその場の風景にAR技術でアニメーションを重ねた動画を見せてくれたらもっといい。
定期的に内容を入れ替えたら、リピーター獲得にも繋がると思うのだけれど。
ただし、最初のポイントはフリーWifiが繋がるようにして、全データをここでダウンロードできるようにしないとやってもらえないだろうけど。
アニメやドラマの聖地として売り出そうとしている自治体さん、観光協会さん、どうですか?

この向きだと明治・大正時代風。

この向きだと江戸時代風。

大原美術館の外観。

YOASOBI SOUND WALKのイメージイラスト