秋遊び その3-秋田①(10月1日)

溜まってきたJALのマイルを使うために、初秋の秋田に小旅行。
まず1日目は横手に。
 
ここには前から来てみたかった「横手市増田まんが美術館」がある。
日本全体のマンガ文化を紹介し、さらに、貴重な原画を美術として紹介しているところだ。
 
秋田出身の漫画家と言えば、「銀牙シリーズ」の高橋よしひろ、「目玉焼きの黄身 いつつぶす?」のおおひなたごう、「味いちもんめ」の倉田よしみと、特徴あるマンガを描く人が多い。
その中でも「釣りキチ三平」の矢口高雄は、秋田の誇りで、この美術館も初代名誉館長は同氏。
もっと言えば、秋田空港には大きな釣りキチ三平の壁画があるぐらい。
 
しかし、ここで扱っているのは、秋田県出身者だけでなく日本全体の漫画家。
名作や名シーンの原画を展示するスロープギャラリー、名セリフを集めた「名台詞ロード」など、展示には趣向を凝らしている。
トイレの壁にすらマンガが描かれている。
私はたいがいマンガ読みなので、知ってる作品、セリフを見つけるたびに楽しくなった。
 
入館無料なうえに、マンガライブラリーもあるので、1日でも居ることができるのだが、土曜日にかかわらず、残念ながら来館者が少ない様子。
特定の漫画家に絞った企画展も頻繁に開催されているのにもったいないなぁと思う。
地理的な問題か、宣伝の問題か。
今は各地にマンガをテーマにしたライブラリー的なものは各地にできているので、ここが今後生き残るには、もう一工夫いるのかもしれない。
 
ちなみに横手はB級グルメの横手焼きそばが有名。
食べていこうと思ったのだが、当日は「焼きそば選手権」が開催されていたらしく、そこへの出場のために市内のお店が軒並み臨時休業。
けっきょく食べることができず残念だった。

美術館エントランス。内部は基本撮影禁止。

銀牙。なぜかフィンランドで大人気らしい。

秋田空港にある釣りキチ三平の壁画。

横手の田園風景から見えた鳥海山。山頂から煙が上がっているように見えるが、偶然の雲。