秋遊び その4-秋田②(10月1日)

横手の後は、北上して日本百名山の八幡平(標高1,613m)に。
ここには昨年も来たのだけれども、そのときは天気があまり良くなく、霧の出ていたのでリベンジの意味を込めて。
(霧の風景もそれはそれで湿原の草紅葉が幻想的ではあったのだけれど。)
 
今回は朝から雲がほとんどない晴天。
ただ、昼から向かったので登山口にある駐車場に着いたのは15:30。
普通ならこんな時間から登山開始なんて絶対しないが、八幡平は百名山の中でも二番目に登山口からの標高差が小さい山。
20分ほどで38mの標高差を登るだけなので問題なし。
むしろ、夕焼けの風景を見ることができるのでお得とも。
(それでも、ヘッドランプは携行)
 
登り始めてすぐに、火口湖のためまん丸な鏡沼に着く。
早春の雪解け頃に沼にかかる雪が竜の目の様に見える「ドラゴンアイ」で有名な沼だが、今の時期には雪はない。
その代わり、静かな湖面にはちょっと早いとはいえ紅葉した岸辺が映り込み、また先には岩手山も視界に入るという見事な光景。
しばし見とれる。
 
山頂(三角点が見つからなかった)で周囲を眺めた後、展望台より八幡沼を望むと、今年は晴天の下で爽快な山上湿原が広がっていた。
展望台に丁度いたグループでガイドさんらしき人が「ここが、グレートトラバース3で田中陽希さんが、御来光を見るために必死に走ってきたところです。」と説明して、参加者に大ウケしていた。
グレートトラバース(NHKの番組。正式名称は「日本3百名山ひと筆書き~Great Traverse3~」)は、もうすっかり山に登る人の共通言語だね!
 
駐車場に戻ったころにはちょうど、夕焼けの時間。
紅葉が夕光を反射してさらに赤く染まった光景を山上で見るのは、山小屋泊でもしないとなかなか見ることができないので良い気分。
 
昨年のリベンジは十分以上にできたといえるだろう。
ただ、時間が遅かったので、時間があれば寄りたかった超開放的な藤七温泉に行けなかったのは残念だったけどね。
 

鏡沼。湖面に映る岸辺の紅葉。

山頂には軽く到着。

八幡沼展望台より。

駐車場より岩手山を望む。