大阪万博について徒然
大阪・関西万博の前売券の売れ行きが伸び悩んでいるそうだ。
昨年より売り出して1年経った今年11月末で約737万枚とのこと。
ただし、企業購入分が約700万枚とのことなので、一般販売は40万枚あるかないかというところか。
この低調ぶりの理由として、万博の内容とか期待度とか、今から来場日時を決められないとか、そもそも入場料が高すぎるとか色々言われているが、それは置いといて、私としては当初から企業向けに700万枚という数字が出てしまったことも一因ではないかと思う。
この700万枚が関西を中心ときた企業への「購入のお願い」ではありながら、実質的には割当だというのはだいたいみんな分かっている話。
そしてこれだけの枚数、それらの企業の人の利用(来場)だけでは、まず使い切れないだろうというのは想像に難くない。
となると目端の利いた関西人ならこう思うだろう。
「いずれタダで配る企業が出てくるやろ。なら、今買うたら損や。」と。
事実、NTTは株主に配るそうだし、JR西日本、りそな銀行、カプコン、サントリーなど懸賞の商品にしているところが出始めている。
ましてや、開催当初は未完成のパビリオンがありそうという現状では「慌てて買わんでも、じっくり待てばいいわ。」と思うもの。
関西人の気質なんかわかりきってるのに、なんで企業割当分まで公表しちゃったかなぁ。
逐次、販売実績だけを公表すればいいだけだったろうに。