30年以上ぶりの香港旅行 1日目
先週末11月28日(金)から3泊4日で香港に遊びに行ってきた。
前回香港に行ったのは大学生時代だから30年以上前。
中国への返還前で、空港は啓徳空港だったし、魔窟と呼ばれた九龍寨城がまだギリギリ残っていた頃。
どれぐらい変わっているのやら。
8月下旬に香港エクスプレス(LCC)が運賃無料キャンペーンをやっていたので、それに乗った形。
決して「九龍ジェネリックロマンス」に触発されたわけではない(笑)
もちろん無料なのは限定された便で、荷物も身の回り品だけの「ウルトラライト運賃」。
荷物がある場合はその分値上がりするけど、それでも機内手荷物だけなら1,000円追加になるだけだったので十分に安い。
支払った運賃額合計のほとんどが、燃油サーチャージや空港使用料ということになった。
宿泊も、私は「寝ることができて、シャワーがあればいい」っていう人なので(山小屋でも泊まれる人だし)、湾仔(ワンチャイ)の安宿に。
11月中旬~12月の香港は暑すぎず湿度も低めの一番気候がいい頃だそうで、また、見本市や展示会が多いので宿泊費が高くなるシーズンだそうだが、部屋は綺麗、Wifi完備、コーヒーや紅茶無料サービス付で3泊で3万円弱は相当安いだろう。
結果的に、運賃+宿泊については国内旅行よりも安くなったんじゃないかな。
1日目の香港国際空港着は現地時刻の18:00。
前回、前々回の海外旅行がいずれも台湾だったので、色々聞かれるんじゃないかとも思ったが、そんなことは全くなく入国審査も通関もあっさり通過。
そりゃあ、台湾からの直行便もあるわけだし、一旅行者なんていちいち気にしないよね。
税関(中国語では海関)エリアに麻薬探知犬がいたので、写真を撮ってもいいかと聞いたら「No」と言われた。(残念)
空港からの移動はあらかじめネットでエアポート・エキスプレスのチケット(QRコード式)を買っておけば少し割引もあるし楽。
香港内での移動はほぼ全てオクトパスカード(八達通)という交通系ICで大丈夫だが、購入時の支払いがクレジットカードでできるは空港カウンターだけとのことなので、ここで購入。
このオクトパスカード、交通機関だけでなくコンビニや多くの飲食店でも使えるので、香港旅行の必須アイテムと言える。
到着したのが遅めだったが、地下鉄(MRT)湾仔駅から宿までの道中、賑やかに香港らしい露天や飲食店が営業していたし、ガイドブックにも香港の飲食店はどこも遅くまで営業しているとあったので、晩御飯は大丈夫だろうと、チェックイン後21時前にゆるゆると出かけた。
ところが、意に反してその頃にはけっこうな店が閉まっている。
後で聞いたところによると、コロナ禍後の変化の1つらしく、お店の人達が「あれ?そんなに遅くまで開けてなくてもよくね?」と気づいてしまったというのがあるらしい。(他にも要因はあるが)
ガイドブックも、最新情報についてはイマイチあてにならんよね。
それでも大通りまで出れば開いている店はあって、香港グルメの定番である雲呑麺のそれも地元民向けのお店で香港最初の食事。
メニューが中国語でわからないので、Google翻訳(カメラから)が大活躍。
牛肉と海老雲吞の麺、ひじょうにおいしゅうございました。
ラー油を少し入れた後半はちょっと辛くなりすぎたけど。
ちなみに、香港ではお湯や熱いお茶や豆乳は無料なことが多いが、冷水や冷たいジュースは有料、かつ、けっこう高いお店がほとんど。
このあたり知っておかないと、食費がおもったより高くなるので注意。
香港に着いて興味深かったのが、(前回は気づかなかったが)香港の人々の多くが長袖どころか上着着用、人によってはもこもののダウンジャケットを着ている人もいたこと。
気温は20℃近くあるにもかかわらずだ。
これは、出発前に盛んに報道されていた高層マンション火事の画面でインタビューされている人の服装でなんとなく気付いていたのだけれども、ほんとうに厚着だった。
聞くと、夏の暑さに体が慣れすぎて、冬(?)に20℃を切ると寒く感じるのだとか。
また、室内やMTR内ではガンガンに冷房がかかっているので冷え対策というのもあるらしい。
実際、MRT内で涼しすぎると思ったタイミングもあったので、薄いパーカーを持ってきて良かったなと。
手がふさがって邪魔だけどね。
<2日目に続く>

今回の航空運賃。

「税関」は中国語では「海関」。

香港島側である湾仔には、MTRだけでなくトラムも走るので東西の移動はとても便利。

現地の人が集うお店。ダウンジャケットを着ている人も。

今回の宿Woody House(木居)。鉛筆みたいな細長い建物。(昼に撮影)

