大人の社会科見学(貿易分野)

今日からゴールデンウィーク(GW)ということで、行楽に出かける方も多いでしょう。
しかしその一方で、「観光地に行くには高速道路の列車も混雑するから、面倒だなぁ」という方もおられるのでは?
そういう方に、貿易に関係するイベントや施設で、お手軽に行けるところ、称して「大人の社会科見学(貿易分野)」をご紹介しましょう。

イベントとしては、毎年GW近辺には各地の税関がイベントを行っています。
税関のイベントは、税関キャラクター(ゆるキャラ)のカスタム君によるPRと、リーフレットやグッズの配布、ときどき税関音楽隊の演奏という組み合わせです。
イベントの開催場所・日時は各税関のウェブサイトに掲載されています。
先行して大阪税関では、先週25日(土)に「税関音楽隊演奏&麻薬探知犬デモンストレーション」というイベントを行っていました。
(イベントのレポートはこちら
こういうイベントに熱心なのは神戸税関で、5月2日(土)、3日(日)には、税関展示室と中庭の休日開放が行われます。

税関展示室は、摘発された麻薬密輸やニセモノの事例であるとか、輸出入が規制されているものなど勉強になるものが展示されているのですが、横浜と神戸の展示室が規模が大きめでおすすめです。

税関展示室以外の見学施設としては、物流に関する博物館で面白いところがけっこうあります。
物流博物館(東京・品川)
東京みなと館(東京・青海)
日本郵船歴史博物館・氷川丸(神奈川・横浜)
航空科学博物館
(千葉・成田)
所沢航空発祥記念館(埼玉・所沢)
うみてらす14(三重県・四日市)
神戸海洋博物館(兵庫・神戸)

こういった博物館のなかには、港湾や空港のジオラマでビジュアル的に港湾・空港内施設の役割がわかるようになっているもの、映像コンテンツで貿易の仕組みがわかるようになっているものを展示しているところもあります。
貿易に興味のある方には、港湾・船舶や空港・航空機に興味のある方もおられると思いますが、そういう方はそうとう楽しめると思います。
気候がいいシーズンですので、港湾見学のできるクルーズ船に乗るのもいいでしょう。

どうでしょう?
貿易取引を行っていても、オフィスで書類と格闘が主だったりしますが、こういうイベントや施設でビジュアル的に知ることで、仕事の内容がより一層理解できるようになるかもしれませんよ。(I)