海上コンテナのコンテナくん

谷川夏樹さんという画家さんがおられます。
(画家というのかアーティストというのか、芸術に疎い私にはその区別がよくわかりません)

この方は「コンテナくん」という、名前のとおり海上コンテナをキャラクター化した作品(コンテナ表面にでっかい丸顔が描かれています)を多く出されています。
どうやら、コンテナくんとその仲間達という感じのシリーズになっているようです。
絵画では、船に乗っているコンテナくんはもちろん、ハワイ・ダイヤモンドヘッドを望む風景にいるコンテナくん、瀬戸大橋を走るトレーラー上のコンテナくんなど、さまざまな風景に登場。
また、本物のコンテナを使った作品もあります。
さらに、こんなのもありました「コンテナくん THE MOVIE」

ちなみにこの方のウェブサイトはこちらです。
EARTH CONTAINER

で、先日、図書館で見つけたのが、この谷川さんが描いた絵本「コンテナくん」。
コンテナくんに荷物が入れられて(Vanning)されて、港で船に積まれ、目的地に届くまでというストーリーです。
絵本ですから「小学校1、2年生の好奇心を広げるため」のものとなっているのですが、その内容が実に詳しいこと。
運送の段取りがとてもわかりやすく描かれていて、児童向けだからといってむやみにデフォルメでせずに十分にリア、また、港湾で働く多彩な機器の名称もバッチリでています。
これが絵本でなければ、授業のテキストの1つにしたいぐらいです。
「お、これ見てみよう」と思った方は、ぜひ図書館で手に取ってみてください。
知育絵本を超えるクオリティだと思うはず。

普段私達が目にするあの無骨なコンテナも、画家さんの目線ではアートの素材になるんですね。(I)

ビジネスの話

前の記事

商社にもいろいろ
話題

次の記事

関門海峡をぶらぶらと