貨物、いまどこにあるんだろう?

近年は物流分野ではどんどん電子化が進んでいて、荷送人(Shipper)や荷受人(Consignee)でも、貨物の位置情報を調べることができるようになってきています。
国内の宅配便でも、預かり証に記載されている番号で宅配会社のウェブサイトで調べれば、現在、貨物がどこでどういう状態になっているのかを調べることができるのはご存知のことでしょう。

こういう機能を「トラッキング(Tracking)」と言いますが、これと同じように、国際物流でも貨物の位置情報を調べることができます。
もちろん、B/LやAir Waybillの番号を使い、ウェブサイトから調べることになります。
残念ながら、まだ、全ての船会社、航空会社、NVOCCなどで調べることができるわけではありませんが。気をつけなければいけないのは、混載貨物の場合で、この場合にはB/LやAir WaybillにMaster番号とHouse番号がありますが、この場合はHouseh番号を使うということです。
ちなみに、「カーゴナビ」というサイトには多くの、貨物トラッキングができる運送業者へのリンクがあります。
初めて調べて、自分の貨物がいまどこにいるのかわかったら時はけっこう感激します。

また、貿易に携わっている方には船舶や航空機が好きな方も多いと思います。
そういう方には、自分の貨物を載せた船舶や航空機がどこにいるのか興味がある方もいるのではないでしょうか。
実は、船舶や航空機の現在位置を調べることができるサイトにもあります。

・船舶の位置情報: marinetraffic.com

・航空機の位置情報:Flightrader24.com

(スマートフォンやタブレット用のアプリ版もあります。)

いずれも、便名で検索をすることができるほか、該当の航空機・船舶をクリックすると写真まで出てきますので、実務上だけでなく、趣味のものとしても相当楽しむことができます。
なお、検索前は、運行されている船舶、航空機がリアルタイムで地図上にポイントされています。
これを見ると、こんなにたくさん運行されているのかと驚きますよ。(I)