水際を守る犬も退役する

貿易の現場、とくに「水際」と呼ばれる輸入通関の周辺では、多くの犬が活躍しています。
とくに有名なのは麻薬探知犬ですが、それ以外にも多くの仕事を持っている犬がいます。

その中の1つに「動植物検疫探知犬」がいます。
輸入される動植物の中に困ったものがないか監視する動植物検疫を担っています。
 
動植物検疫探知犬の導入は比較的新しく、平成17年12月に成田国際空港に「動物検疫探知犬」として畜産物を探知するために2頭配属されたのがその始まりです。
今では果物などの植物防疫の対象品をも探知することができる「動植物検疫探知犬」となっています。
その活躍する姿はテレビ番組でも時折見ることができるのでご存じの方もいると思います。
また、動物検疫所ではテーマソングを作って公開しています。
 クンくんのうた:https://www.youtube.com/watch?v=KxMYIWF2guo

しかし、生きている以上、齢をとれば検知する感覚も鈍ってきますので、いつかは退役するときが来ます。
これまでは、退役したワンちゃん達は動物検疫所の関係者の方が引き取っていたそうですが、先日、2頭の里親を募集しているという案内が動物検疫所のウェブサイトに出ていました。
(現在は終了)

ワンちゃんたちの苦労を労い、第二の人(犬)生の面倒を見てあげたいという方は、次に募集があったときにどうぞ!