アニメに登場した横浜税関

今期アニメ作品 「青春ブタ野郎はサンタクロース夢を見ない」 の第7話で、背景にライトアップされた、横浜税関本関庁舎の姿が。
中央のクイーンの塔がシンボル、昭和9年(1934年)竣工の美しい建物です。
この庁舎の1階には税関資料室があります。
横浜税関の歴史や役割などを知ることができ、ニセモノや密輸の手口などが展示されています。
 
光っているパネルが並んでいるのは、臨港公園「象の鼻パーク」のうち、「開港波止場」という広場になっているところ。
広場整備中に発掘された、明治時代に港の荷役作業で使用されていた軌道と転車台の遺構を見ることができます。
すぐ近くには有名な横浜赤レンガ倉庫がありますが、そもそもこの建物は明治時代に横浜税関新港埠頭(保税)倉庫として建てられたものです。
その他にも多くの史跡が残されており、この近辺をぶらぶら歩くと、近代日本の貿易黎明期を感じることができて楽しいですよ。
 
知ってる貿易の現場風景が出てくると、なんとはなしに嬉しいものですね。

青ブタより横浜税関