各講 補足説明・テスト対策

第9講(1)

<テキスト>

第9講では、航空機材とULDについて学びました。

テキストでは、航空機の上側をMain Deck、下側をLower Deckと説明しましたが、Lower Deckは現場ではむしろ「ベリー」と呼ばれることが多いようです。

また、本講座は貨物運送についてのものですから、テキストでは触れていませんが、大型機にある、いわゆる「2階席」の部分は「Upper Deck」と言います。
貨物機のUpper Deckは、通常、貨物の随伴取扱要員の座席や、航空会社の従業員の移動のために使われています。
ご存知のとおり、それほど広くありませんから、座席数は多くありません。
しかし、一部の便では一般旅客用にも使われることがあるとのことです。

□第9講(1)は、IATAからのTEXTBOOKでは下の部分に該当します。
「Module5 AIRCRAFT」

別冊資料集では、インターネット講座の内容に加えて、下記について追加説明を掲載しています。
・ULDについての追加説明
・貨物の搭載制限の要素
・バラ荷における搭載重量制限

Section 1.6.Payload or Traffic Load の様に簡単なものではありますが計算式のあるもの、Section 2.4.Maximum Dimensionsの様に資料の見方を問うものもあります。
航空運送における制限事項の1つとして重要なポイントですし、ディプロマ試験でも出題される可能性のある内容です。
このModuleについては、別冊資料集を横にきちんと目を通しておいて下さい。

<確認テスト>

航空機材のWide BodyとNarrow Bodyの区分と、Aircraft Typeごとに利用できるULDの種類についての問題でした。

本講テキストでは、Wide BodyとNarrow Bodyの区分については覚えるしかないと記載しています。
しかし、持込み資料に、主要機種の Wide or Narrow をメモをしておけば覚える必要はありません。
「作りこみ」をした上で、試験会場ですぐに見付けることができるように、該当部分にタブをつけておきましょう。

一方、ULDの種類を挙げ、利用できるAircraft Typeを答えさせる問題は、TACT に Loading Chart が掲載されていますのでチャンス問題といえます。
ただ、この表は見づらく、ULD のコードも似たようなものが多いので注意を要します。

また、別冊資料編に掲載している追加内容「貨物の搭載制限」「バラ荷における搭載重量制限」については出題されると考えていいでしょう。
出題されても1、2問のみでしょうし、難しいものではありませんが、それだけに持込み資料の「作りこみ」はしっかりして、取りこぼしのないようにしておきたいものです。
また「搭載できる貨物重量(Payload)」の算出方法や、「Loading Chart」の使い方など理解するために、TEXTの練習問題にはチャレンジしておいて下さい。

 

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