新年度、語学学習をはじめましょう!

貿易ビジネスを行うのに、語学は必須です。
英語が重要なのは言うまでもありませんが、さらに最近では「英語+one」の時代とも言われています。
その理由としては、ある程度の英語力がある人が増えたので就職・転職では英語以外の言語も使えるかということが評価項目の1つとなっていること、日本企業の活動する市場が英語圏以外に広がってきていることが挙げられるでしょう。

英語力に限らず、語学力は一朝一夕に上がるものではないことは皆さんもよくご承知のことでしょう。
そして、その言語を聞く・話すことから離れてしまうと、力が落ちてしまうということを痛感された方もおられるでしょう。
しかしスクールに通うなどして学習を続けるにはお金がかかる・・・というのが現実です。
せめて耳だけでも他言語に触れておきたいものです。
そこでお勧めしたいのが、NHKの語学学習番組です。
ちょうど新年度が始まったばかりなので、とっつきやすい時期です。

というと「えー、NHKの語学学習番組なんて今更じゃないですか?」と思われる方も多いかも知れません。
たしかに、昔からありますが、いまや相当進化しています。

まず、内容がかつてよりも充実しています。
とくに英語では、レベルごとに数多くの番組が用意されていますので、しばらく英語から離れていた人でも下のレベルからの耳慣らしからスタートできます。

また、視聴環境も進化しています。
番組にはテレビとラジオがあるのはご存知のとおりですが、ラジオについてはスマートフォンやタブレット用のNHK公式アプリ「らじる☆らじる」でクリアな音声で聞くことができます。
トンネルに入っても、最大3分程度のデータをバッファーできますので、切れることがなく聴くことができます。
(ただし、ネット回線なのでデータ通信容量を使います。)

また、語学学習番組の一番のネックだった「聞き逃し」への対応も、ネット時代に入ってしやすくなりました。
以前は、CD版を購入するなどしなければなりませんでしたが、今は先週放送分がストリーミング配信されるようになっています。
(ラジオは全部、テレビはキーフレーズなど一部のみ)
「マイ語学」というサービスへの登録は必要ですが、どれを見た・聴いたかの「出席簿」機能も使えますので、これで、「何回か聞き逃しので、話の筋がわからなくなってやる気が失せた」という失敗が相当軽減されるはずです。
今年の4月からは、このストリーミング配信用のスマートフォン、タブレット用の公式アプリ「NHKゴガク」も公開されて、より使いやすくなりました。
このアプリでは、自分の発音を録音してチェックすることができる機能(英語、中国語のみ)も付いています。
お金をかけずに学習を継続していくには、とても有用なツールだと思います。

日本での就職・転職で求められることが多くなったTOEICにもリスニングはあります。
こういった番組、ツールを駆使して地道に語学力を上げていって下さい。