「御翔印」をご存じですか?

御翔印とは、いうなれば、御朱印の空港版です。
日本航空(JAL)が地域活性のために始めたプロジェクトで、JALが就航している日本国内の空港ごとにあります。
新潟のJALスタッフの発案だそうです。

各空港のスタッフによる空港名の墨書、空港名からとった朱字、滑走路にAirport Code、就航してる代表的な機体のシルエットで構成されます。
つまり、空港ごとにすべてデザインが違うわけで、御朱印と同様にコレクターズ・アイテムと言えるでしょう。
現在のところ全就航地ではありませんが、50を超える空港のものがあり、まだ増えることになるでしょう。

もちろんその空港に行かないと入手(購入、350円)できないところがポイントで、コレクションする人に現地に来てほしい、地域活性化を図りたいJALの意図が見えます。
もちろん、空港売店に行けばいいわけですから、車や鉄道で駅に行って入手できますが、JALとしては「JAL便で来てね」というわけで、いくつかの空港では保安区域内(セキュリティ・チェック後の待合エリア)に売店でしか入手できません。
その場合、到着時には入手できず、出発時にしか入手できないわけですから、コンプリートしようとするなら、けっこうな回数、その空港の出発便に乗る必要があるわけです。
(伊丹空港みたいに、保安区域内でも出発・到着両方で入手可のところもありますが。)

また、1周年記念といったタイミングで、朱字が金字になる数量限定バージョン(600円)もあったり、コレクター魂をくすぐります。
なかなか行きづらい空港のものはメルカリで1万円近い値がついたりもしていました。
(そういう入手方法がフェアかどうかはおいといて)
ちなみに一番レアなのは、この国内空港のものが始まる前に、JALの国際線就航70周年を記念したハワイ ホノルル国際空港のもので、乗客に配られた非売品のものだそうです。

この御翔印を保存するための「御翔印帳」もあります。
赤と黒の2つがあるのですが、これを合わせるとJALの鶴丸マークになるというのがポイントです。

私は出張先などの空港を集めていますが、さすがになかなか増えませんね。
地道に集めたいですが、離島空港はなぁ・・・

私の御翔印コレクション

この後、小松空港が増えました。

御翔印帳を合わせると・・・

御翔印帳を合わせると・・・ 逆にしても鶴丸になります。