大百足はいませんでした(三上山:近江富士に登山)

今日は滋賀県の三上山(標高432m)に。
この名前よりも「近江富士」という方が有名なこの山は、JRや高速道路などから、きれいな三角形が見え、前々から登りたいと思っていた。
古事記にも名前が挙がる山で、藤原秀郷(俵藤太)による大ムカデ退治伝説が残る。
 
登山地図では登山口は標高104mの位置にあり、ほぼ直登で登り返しは無いようなので、330mほど登れば山頂。
9時半スタートで午前中には降りれるかなと思っていた。
しかし、これは甘く見すぎていたとわかる。
今回使った表登山道は900mの登山道で、これで330m上るのだから、かなり急な斜面であることは覚悟していたのだが、問題は上がるほどに自然岩を登らなければならなかったこと。
 
ロッククライミングというわけではないのだが、昨年の膝の手術も相まって体幹がグダグダ(笑)の私は岩場があまり得意でない。
もちろん、岩場で滑落、転倒でもすれば怪我をするので、気を張り続けることになって疲れてしまった。
そのため、登山地図では1時間の行程が、1.5時間弱かかってしまった。
なお、山頂には麓にある御上神社の奥宮、神様が座るという奥津磐座がある。
(そもそも三上山は御上神社の御神体山)
 
9月も半ばを過ぎたのに、道中はセミの鳴き声がうるさいほどだったが、山頂では風が吹いていたことで汗が冷えたこともあって少々寒かったぐらい。
もしかしたら、神社の霊気もあったのかも?
 
下りは別ルートを取ったが、体幹がグダグダということは下るのも普通の人よりも遅い。
結局、降りたのは12時半でそれも昼食も取らずにこの時間。
疲労は大したことなかったが、技術的な衰えが見えた。
最近登っていなかったにしても、鍛え直さなきゃと反省しきりの登山であった。

JR野洲駅前から望む三上山。

JR野洲駅前から望む三上山。

途中からの風景。琵琶湖の向こうに比叡山(大比叡)。

途中からの風景。琵琶湖の向こうに比叡山(大比叡)。

山頂の御上神社奥宮。

山頂の御上神社奥宮。

地元の人による山頂標識。実は神社よりここの方が少し高い。

地元の人による山頂標識。実は神社よりここの方が少し高い。