貿易をペーパークラフトで楽しむ 2021-22
以前の記事で様々な企業や団体さんがウェブサイトで公開している「貿易に関係するペーパークラフト」をご紹介いたしました。
お子さんの自由研究の素材にという記事でしたが、コロナ禍の中で”おウチ時間”が長くなっていることもあり、最近では大人も楽しめるホビーとして人気が高まっているようですね。
そこで、前回記事から2年以上経っていてURLが変わっているものもありますので、新しいものも含めて改めてご案内いたします。
まずは、運送手段です。
こちらの方が課題としては向いているかもしれません。
- 日本郵船 ペーパークラフト
日本郵船博物館 ペーパークラフト
日本郵船所属の1/800 コンテナ船、LNG船、自動車運搬船、客船のペーパークラフトです。
コンテナ船のコンテナは17列分あって、置く場所を自由に選べますし、自動車運搬船は積載前の車列まで再現しています。
2つリンクがありますが、同じものです。 - 商船三井 ペーパークラフト
商船三井のウェブサイト内「乗り越えよう、COVID-19」コーナー内にあります。「おうちで過ごそう」ということで、商船三井所属の自動車運搬船、LNG船、ONE所属のコンテナ船があります。 - JALペーパークラフト 「Airbus A350」「Boeing 787」
JALの主力機であるボーイング787で、航空機のカーブをうまく表現しています。
惜しむらくは貨物機ではなく、旅客機だということですが、旅客機にも一般貨物は搭載しますのでいいでしょう。 - ANAオリジナルペーパークラフト「エアバス A380」
「現在使用されている飛行機」コーナーにエアバスの総2階建機(カラーリング3種類)、「懐かしい飛行機」コーナーにボーイング787-8(カラーリング2種)があります。
(787-8は現行機種なのに、なぜ「懐かしい飛行機」扱い?)
こちらも航空機のカーブをうまく表現していますが、完成後のクオリティーはこちらの方が上の気がします。 - キャノンペーパークラフト「乗物 > 航空機」
ボーイングやエアバスの様々な機種が、様々な航空会社のカラーリングで公開されている他、航空機の元祖である「ライトフライヤー号」、大西洋単独横断のリンドバーグの「スピリット・オブ・セントルイス号」もあります。
特筆すべきは、空港で働く特殊車両もあること。ULDを運ぶトーイングトラクター、貨物を航空機のハッチまで持ち上げるハイリフトローダーもあります。
同様に船舶のコーナーもありますが、帆船はあるものの、現代の貨物船がないのが残念です。
次に税関関係です。
各税関が工夫してペーパークラフトを公表しています。
- 税関イメージキャラクター「カスタム君」
まあ、知らない人は全く知らないのと、造形も「うーん」という感じですが。 - 東京税関 監視艇「あさひ」
東京税関所属の監視艇です。
完成クオリティーは神戸税関のものの方が上ですが、他の素材と組み合わせてジオラマにするならこの程度がいいかもしれません。 - 旧新潟税関庁舎
安政5年に開国した5港のうち、新潟に設けられた運上所(後に税関に改称)の建物です。
建物は明治2年に建てられ、現在は国の重要文化財です。 - 神戸税関 作ってみよう!ペーパークラフト!
神戸税関本関庁舎と、監視艇「こうべ」のペーパークラフトがあります。
神戸税関本館庁舎は昭和2年(1927年)に建造された名建築で、映画撮影に何度も使われていますが、うまくその造形を表現できています。
一方、監視艇「こうべ」は小型艇ですが、細かいところまでかなりうまく出来ていると思います。 - 門司税関 ペーパークラフト
旧門司税関と、監視艇「げんかい」のペーパークラフトがあります。
旧門司税関は明治45年(1912年)に煉瓦造り瓦葺2階建構造で建設され、昭和初期まで使用されていたもので、現在は門司港レトロ地区を代表する建築物の1つです。一方、監視艇「げんかい」は現在の門司税関に所属する監視艇です。
基本は東京税関の監視艇と同じです。
ジオラマレベルになるこんなのも面白いと思います。
- (一社)日本鉄鋼連盟
ジオラマ「街のように大きな製鉄所」、鉄鉱石を運ぶ大型船
「~製鉄所」は製鉄所+それ係る施設を表したもので、完成すると鉄鉱石運搬船や鉄鋼製品運搬用といった貿易の現場を含めた製鉄所ジオラマです。
「~大型船」はそのものズバリ、鉄鉱石運搬船です。 - 飛び出す福井港
福井港振興協会により、組み立てると福井港の模型になるものです。
縮尺についてはご勘弁を。 - 空港ジオラマ用ペーパークラフト
個人サイトで、空港の各種建物や特殊車両のペーパークラフトが公開されています。全てを組み合わせたら大きな空港ジオラマができあがります。
けっこうあると思いませんか?
プラモデルと違ってシンナー成分があるものを使いませんし、家族でワイワイいいながら作ってみるのはどうでしょう。
ハサミで怪我をしないように気をつけて下さいね。(I)