期限、期日を示す英語表現
ビジネスとして行う貿易では納期などがありますから、日付や期限はひじょうに重要です。
なので、英語表現でそれらをどう表現するのかは注意すべきところです。
ところが、日本語でも「××から○○日後」という表現をすると、その「××」の日を含むのか、含まないのか迷うことがあります。
貿易実務検定ではここがよく出題されます。
日付、期限の表現方法の定義としては、ICC(国際商業会議所)が定めている「信用状統一規則」のものが知られています。
信用状統一規則は2007年版、いわゆるUCP600が最新版なのはご存知のとおりです。
UCP600は信用状に関するものですが、他の場面でも準用されていますので、貿易に関する英文レター全般に通用するものだと考えてもいいでしょう。
そこで、今回はUCP600で定義しているものを整理してみましょう。
- 船積みに関するもの
to、until、till、from、between
→ 記載した日を含む
before、after
→ 記載した日を含まない - 支払期日に関するもの
from、after
→ 記載した日を含まない - 月中の表現
first half
→ 1日 ~15日
second half
→ 16日~月の末日
beginning
→ 1日 ~10日
middle
→ 11日~20日
end
→ 21日~月の末日 - その他
on or about
→ 最初の日と最後の日を含めて、前後5暦日の期間内
prompt、immediately、as soon as possible
→ 具体的な日を束縛しない
こうった表現は、貿易実務検定試験だけでなく、ビジネス英語検定や銀行業務検定(外国為替)でも、出題されることがあります。
覚えておいて下さい。