「ルーブル美術館展」に行ってきた

学校が夏休みで平日の余裕があるので、京セラ美術館で開催中の「ルーブル美術館展」に行ってきた。
京阪三条駅から歩くと暑いこと、暑いこと。
 
本展のテーマは「愛を描く」で、膨大なルーブルの所蔵品の中から、「愛」をテーマにした16世紀~19世紀の絵画73点が選ばれている。
「ローマ神話、キリスト教、家族や社会」、「神同士、神から人へ、人から神へ、人間同士」、「性愛的な愛、憧憬的な愛、家族愛」といった様々な切り口で見せている。
まあ、テーマがテーマなので、肌色率が高いのはしょうがない。
裸婦を描く、見せる「方便」みたいなところあるし。
 
この時期の絵画、とくに、神話画や宗教画はストーリーの1場面を描いているので(私のような素人には)わかりやすいよなと思いながら観る。
オランダ風俗画は、意味の読み解きで知恵比べみたいなところがあるけれども、そこは音声ガイドも利用して「ふむふむ。」と。
ブーシェやヴァトー、ドラクロワ、フラゴナールといった大家の作品もよいが、知らない画家の作品にも魅力的なものがいっぱい。
 
ルーブル展であるからには、平日でも相当混雑しているだろうと覚悟していたのだけれども、そうでもなくて良かった。
上記のような大家の絵はあるものの有名な画はあまりないし(目玉であるフラゴナールの「閂」はあるが)、日本人が大好きなフェルメールやルーベンスの画が来ていないからかも。
その分、ゆっくり、じっくり見ることができてよかった。
※前にこの美術館で開催されたフェルメール展に来たときは、トコロテンみたいに押し出されて大変だった。
 
なお、帰りに京都の地元料理「からしそば」を食べようと思ったが、お店が臨時休業で残念・・・
快晴の下の京セラ美術館(旧 京都市美術館)

快晴の下の京セラ美術館(旧 京都市美術館)

入口看板はこんな感じ

入口看板はこんな感じ

パンフはブーシェ「アモルの標的」、チケットはジェラール「アモルとプシュケ」

パンフはブーシェ「アモルの標的」、チケットはジェラール「アモルとプシュケ」