貿易をテーマにしたゲーム

GW中ですので軽めの話題、貿易はテーマにしたゲームについて取り上げてみましょう。

まず「貿易ゲーム」というものがあります。
このゲームは貿易ビジネスを取り上げたものではなく、資源や資金、工業力などの要因で豊かな国と貧しい国がある中で、どのように富が移動していくのかを学ぶゲームです。
遊びというより、社会学における「南北問題」を学ぶためのグループ学習の教材といってもいいでしょう。
ご関心を持った方はこちら(常磐大学)にやり方が出ています。

では、現代の「貿易取引」をテーマにしたものは、どうも見つかりません。
中世・近世にかけてのものとしては、PCからゲーム機、オンラインゲームまで幅広いラインナップがある「大航海時代(KOEI)」シリーズは有名ですね。
ただ、テーマが中世・近世だといっても、世界中の地名を覚えるのにはけっこう役立ちます。
以前のIATAディプロマ試験では、白地図から空港のある都市名を答えさせる問題が出題されていたのですが、このゲームで身につけた地理の知識がずいぶん役に立ったものです。

ゲームとしてモチーフになりやすいのは物流系のようです。
荷物を指定するところに運ばせるパズルゲームのような単純なゲームもありますが、それは除外します。
物流会社を経営するゲームはけっこうあります。

  • 世界各地の貨物を特定の港から港まで船で運んでお金を稼いでいく海運ゲーム「Cargo Runners」(iPhoneアプリ)
  • 海運会社を経営し、航路や所有貨物船を増やしてしていきながら、会社を大きくしていく経営ゲーム「Shipping Manager」(Facebookゲーム)、「TransOcean – The Shipping Company」(PCゲーム)
  • 航空会社を経営し、路線や所有航空機を増やしていきながら、会社を大きくしていく経営ゲーム「Airline Manager」(facebookゲーム、iPhoneアプリ、Androidアプリ、)

経営ゲームはシミュレーションの要素として運行時間が入りますので、プレイ時間がけっこうかかります。
じっくりとゲームを楽しみたい人向けと言えるでしょう。

変り種としては、コンテナ船を運航(操縦)するゲーム「貨物船シミュレータの3Dゲーム」、フォークリフト、コンテナトレーラー、ガントリークレーンを使って貨物の積み降ろしをする運転シミュレーション「Container Terminal Simulation」(iPhoneアプリ、Androidアプリ)といったものもあります。
3D視点でコンテナ運送を行うものなので、ある意味臨場感を味わえますが、3D酔いする人にはちょっとしんどいゲームかもしれません。
私は30分でギブ・アップしてしまいました・・・

どうでしょう?
こういったゲームをプレイすることで、自分がやる仕事以外の分野を知るのも面白いと思いますよ。