2022年登り納めー金時山
2022年の登り納めは、12月25日のクリスマス。
神奈川県と静岡県の県境、箱根山カルデラを囲む外輪山の1つ、金時山(標高1,212m)に登った。
日本三百名山の1つであるが、それよりも富士山が秀麗に見える山として有名。
今回、親から「年賀状に使える写真を撮ってきて」と言われて、ここに決めた。
前泊は小田原。
7時の列車に乗ると、8時には御殿場着、8時15分には登山口行のバスが出発という無駄のない往路。
当初の予定では、箱根側の金時神社口から登るつもりだったが、バス乗客(みんなリュックを背負っている)のほとんどが乙女峠口(標高803m地点)で降りるので、私もこちらから登ることにした。
クリスマス寒波襲来というので、リュックにはチェーンアイゼンやニット帽も入れてきたのだが、8時45分の登り始めの時点で既にそれほど寒くない。
天気は雲一つない晴天、少し霜が降りてはいるものの、登山道が凍結しているわけでもなしという晩秋の気持ちのよい時候のよう。
木立の登り道を30分弱で乙女峠(標高1,005m地点)まで出る。
ここは富士山が綺麗に見えるビュースポットの1つ。
ここから金時山山頂までは稜線を歩くことになるのだが、道の両側とも林が密ではないので、左手には富士山がドーンと見え、右手には箱根の芦ノ湖や大涌谷の噴煙が見える。
こういう稜線歩きは楽しく、かなりゆっくりと歩いた。
途中に軽く2回ほど登り下りがあるものの、ゆるゆると高度を上げ、10時45分に山頂到着!
茶屋が2軒ある山頂広場には人がいっぱい。
みんな、雲一つかかっておらず、また、雪のかぶり具合もちょうどいい「これ以上はない」というぐらい秀麗な富士山の風景を写真に納めていた。
もちろんアングルは、山ガイドで有名な山頂標識とのセット。
「金時山」の名前からわかるとおり、この山は金太郎伝説に関係するところなので、山頂標識にはマサカリを模したものも置かれている。
これを持って写るのもお約束。
山頂でも温かく、風もそれほど強くないので、山頂で昼食。
今回は、最近は山ご飯の定番になりつつある日清の「カレーメシ」。
頭の中では亜咲花の「カレーメシの歌」(「ゆるキャン△」コラボ)が流れる。
けっこう長居をしたが、帰りのバスの時間もあるので、富士山の絶景に後ろ髪を引かれる思いをしながら下山。
帰りは金時神社口の方に。
朝には霜が降りていて、温かいということになれば、昼過ぎには霜が溶けて道がぬかるむのは道理。
こちらの道は距離は短いものの、まあまあ急なので、岩で滑りそうになるのに気を付けながら降りていく。
登山口に着いたのは12時45分。
ここには、箱根町とエヴァンゲリオンがコラボした「エヴァンゲリオントイレ」と呼ばれる公衆トイレが。
靴の泥を落とすための水道まで用意されていて良い。
こういうハイカーへの配慮はうれしいね!
最後にもう一度バスで御殿場側に戻って、富士山を望める温泉で汗を流してフィニッシュ!
最初から最後まで気持ちのいい登り納めだった。
今年の山行はほとんどで晴天に恵まれてよかった。
(もちろん、事前には「てんきとくらす」とにらめっこして日程調整をするのだが)
来年も楽しい山登り、絶景の山景を見ることができますように!